静電気資材登録

ESD CONTROL ITEM REGISTRATION

静電気対策資材登録制度のご案内

EPAを構築するアイテムにはさまざまな評価方法が存在し、それを選択・実行することはESDコーディネータの重要な責務となります。この業務は、組織内のESD管理を行う上で非常に重要なものですが、時として、ESDコーディネータにとって重い課題となることがあります。そして、この測定・評価は、IEC61340 シリーズで行う必要があるために、専門の知識や装置、特殊な環境設備が必要になることが予想されます。
そこで日本電子部品信頼性センターでは、第三者公共機関と共同してESDコーディネータが行う測定を有料で行い、その測定データをWeb上で公開する「静電気対策資材登録制度」を行っています。静電気対策用資材について、公的機関による測定・評価結果をRCJのホームページ上で公表し、ESDコーディネータは公表されたアイテムを選択するだけという、資材選択・評価を簡素化する制度です。現在の登録状況は靴と衣服がほとんどですが、2019年より工具の評価もできるようになりました。工具は工程内で多用されるアイテムですので、資材登録を行うことでESDコーディネータに評価・選択される可能性が高くなります。最近はクライアント企業からIEC 61340 5-1等で評価されたアイテムを使う要求が高まってきており資材登録をすることは製品アピールに大きく貢献いたします。
ぜひ一度、自社製品の妥当性表現の一つとして資材登録制度をご検討ください。

◇資材登録までの流れ◇

  1. 依頼者よりRCJへ登録申込書提出
  2. RCJで受付番号を付与し申込者へ返送。同時にRCJはTIISへ打診
  3. RCJより受付番号を付与された申込書を基にTIISへ測定申込
  4. TIISと協議の上測定日を決定しTIISへ試験アイテムを送付
  5. TIISより依頼者へ測定結果の報告
  6. RCJで測定結果が規格値以内であることを確認しHPに掲示

※RCJ:一般財団法人日本電子部品信頼性センター、TIIS:公益社団法人産業安全技術協会、RPL:資材登録品リスト(Registration Product List)

◇登録に関する費用(下記金額に消費税が加算されます)◇

初回登録

RCJへの費用:事務手数料(5,000円)+番号発行及び RPL管理費用(30,000円)
TIISへの測定費(TIISへ問い合わせ後に確定)

継続費用(同一品で次年度以降の費用)

RCJへの費用:事務手数料(5,000円)+番号発行及び RPL管理費用(20,000円)
TIISへの測定費(TIISへ問い合わせ後に確定)

◇登録に必要な条件◇

ESDコーディネータ資格者の保有

資材登録制度の更改のお知らせ
(ECA/TIIS資材登録から、RCJ/ ECA/TIIS資材登録へ)

RCJ/ECA/TIIS 静電気対策資材登録制度(2014版)(pdf)

(改定内容:消費税の変更)

<2023年度資材登録品リスト(RPL)>

<2024年度資材登録品リスト(RPL)>

<製品紹介>

    

資材名称 ID番号
クリーンルーム用衣服(ESD対応ワンピース/サイドファスナー)PP1570 
株式会社ゴールドウイン
23-013-0-00004-00
静電安全靴(ファスナー付きロングブーツ)PA9875E 
株式会社ゴールドウイン
23-025-0-00001-00
クリーンシューズ(ハーフブーツ)PA9375E 
株式会社ゴールドウイン
23-022-0-00001-00
クリーンシューズ(ブーツタイプ)FS665C 
東洋リントフリー株式会社
23-025-0-00002-00
クリーンルーム用衣服(ツナギ服)FS150C 
東洋リントフリー株式会社
23-013-0-00003-00
LF1020-1クリーンスーツ 
株式会社ガードナー
23-013-0-00001-00
LE1105-1クリーンスーツ 
株式会社ガードナー
23-013-0-00008-00
ESD/ESA-SAFE 照明拡大鏡 ESKK-Fpro 
株式会社エイチ・エー・エー光学
24-042-0-00001-00


お問い合わせ先(ご意見・ご要望送付先)
ECA:eca_001@tbr.t-com.ne.jp
RCJ:shiono@rcj.or.jp