RCJ通信

RCJ通信 第25号(2021年9月2日)

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 第25号

 より良い静電気対策管理のための
 RCJ通信
                2021.9.2 発行
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▼RCJ通信
静電気対策管理に従事する方々に向けて、RCJが開催するイベント情報をはじめ、
規格の動向、対策に関するトピックス、RCJの活動を発信するものです。
静電気対策にたずさわる方々に向けた情報を提供してまいります。

▼「新型コロナウイルス感染予防対策」について
日本電子部品信頼性センターが企画しているセミナー、イベント等は、政府の発表と
感染拡大の状況を鑑みて延期、もしくは中止することがあります。
企画を変更する際は事前に当センターがお送りするメールマガジン、ホームページの
トピックでお知らせいたしますのでご留意ください。
RCJ ESD COORDINATOR資格認証、資格更新セミナーでの新型コロナウイルス感染予防
対策につきましては、ホームページをご参照ください。

詳細はこちら:https://rcj.or.jp/oshirase/2651

▼今月のもくじ
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【1】「第31回RCJ信頼性シンポジウム」参加者募集のお知らせ
【2】「第31回信頼性・ESD対策技術展示会」のご案内
【3】次回 RCJ ESD COORDINATOR資格更新セミナー開催のお知らせ
【4】第39回ESD COORDINATOR資格認証セミナー開催報告
【5】ESD対策に関連する規格の動向(21)
【6】静電気対策Q&A(25)
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【1】「第31回RCJ信頼性シンポジウム」参加者募集のお知らせ

RCJ信頼性シンポジウムは、電子部品、電子デバイス、電子機器等の設計・開発
技術者、信頼性技術者、生産技術者を対象に、信頼性およびESDという共通のテーマ
で論文発表・討論し合い、より進歩した信頼性向上技術、ESD障害対策技術等の
分野での発展に寄与することを狙いとしています。
コロナ禍の中、会場にお越しいただくことが難しい方も多くいらっしゃることと
思います。そこで、31回目の今年度は、Web上でのLive配信も予定しております。

■第31回RCJ信頼性シンポジウム ──────────────────

開催日時:2021年10月21日(木)~10月22日(金)
場所:日本教育会館 8階 第一会議室(https://www.jec.or.jp/)

お申し込み・詳細はこちら:https://rcj.or.jp/symposium

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【2】「第31回信頼性・ESD対策技術展示会」のご案内

信頼性・ESD対策技術展示会は、静電気の影響を受けやすい電子デバイス・部品、
電子機器などを扱う信頼性技術者、設計技術者、品質技術者の方々を対象に、より
進歩した静電気障害対策技術、静電気測定技術、故障解析技術を扱う専門の展示会
です。ご来場時の入場登録のみで展示会、ワークショップとも自由にご参加いただ
くことができます。

■第31回信頼性・ESD対策技術展示会 ─────────

開催日時:2021年10月21日(木)~10月22日(金)
会場: 日本教育会館 8階 第二会議室(https://www.jec.or.jp/)
   (RCJ信頼性シンポジウムと同じフロアで開催)

詳細はこちら:https://rcj.or.jp/exhibition

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【3】次回 RCJ ESD COORDINATOR資格更新セミナー開催のお知らせ

ESD COORDINATOR、主任ESD COORDINATOR資格は、3年ごとに更新することになって
います。資格更新セミナーは、ESD対策技術 (規格改定を含め)のリフレッシュの
機会を与えることを目的としています。
今回は、資格有効期限が以下(1)~(5)の方で、資格を維持されるESDコーディネータ、
主任ESDコーディネータの方が対象です。新型コロナの影響を考慮し、有効期限が
2020年の方も対象にしています。ただし、期限切れ後の受講の場合は、期限切れ後、
更新セミナー受講前の期間は認証書が発行されません。
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(1)2020年6月30日
(2)2020年12月31日
(3)2021年6月30日
(4)2021年12月31日
(5)2022年6月30日
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ご自身の有効期限は、前回の更新時に発行された認証書(A4判の認証書で、資格登録
維持年会費を納入された後に毎年発行される認証カードとは異なります)をご確認
ください。
有効期限切れの前後4回の更新セミナーの受講が可能です。

2021年10月20日(水)開催の「第39回RCJ ESD COORDINATOR資格更新セミナー」は、
YouTube LiveでWeb同時配信いたします。受講者のみなさまに事前にお知らせします
YouTubeの専用URLにアクセスしていただくだけで受講いただけます。
インターネット接続環境とYouTubeをご覧になれるパソコン等があれば、特別な設定
なく受講いただけます。
Webによる受講は、更新セミナーのお申込みをしていただいた方を対象とし、本来
は会場にお越しいただくことが原則ですが、コロナ感染防止等の対応によって会場
でのご受講が難しい方の救済策としてWebでの受講を可としています。Webによる受
講者もセミナー受講後、課題レポートをご提出いただくことで更新とさせていただ
きます。
RCJでは、ESDコーディネータのみなさまが、コロナ禍が原因でESDコーディネータ
資格を失うことがないよう対応してまいります。

■第39回RCJ ESD COORDINATOR資格更新セミナー ──────────────

日時:2021年10月20日(水)
会場:日本教育会館(東京都千代田区一ツ橋2-6-2)
※2021年度は会場が例年と異なりますのでご注意ください。

詳細はこちら:https://rcj.or.jp/update-seminar

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【4】第39回ESD COORDINATOR資格認証セミナー開催報告

第39回ESDC資格認証セミナーは、コロナ禍緊急事態宣言状況を受けて今回に限り
Web配信を行うといたしました。Webで受講いただいた方は約20名、現地で受講いた
だいた方は16名でした。受講会場は、通常は定員が300名程でしたので、ガラガラ
の会場で受講者の方は御一人ずつが目立つので緊張されたかもしれません。
講習最後のQ&Aは現地、Webとも受講いただいた方の人数が非常に少なかったことも
あり、早めに終了し、開始時間を繰り上げて試験を行いました。
会場参加の方々は2日目の午後から試験となりましたが、Web受講の方は日を改めて
9月3日に試験を設定しておりました。しかし、感染者数が減少しないことから
緊急事態宣言の期間が延びてしまい、参加が難しい方が多いことから予備日として
9月末に3日間ほど設定いたしました。
Web配信は、すでに更新セミナーで経験しており、配信媒体も一番トラブルの少ない
安定したYouTubeを使用しましたので問題なく進むものと考えておりましたが、今回
の認証セミナーでは1日目にYouTubeの接続異常、2日目は配信装置の不具合で受講
の皆様には大変ご不便をおかけしてしまいました。この場を借りお詫び申し上げます。
今回の経験を生かし、皆様に受講、受験していただきやすいシステムを目指して
今後も検討を重ねていきたいと思います。

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【5】ESD対策に関連する規格の動向(21)

現在のTC101文書の審議は、昨年コロナ禍で国際会議が中止となり審議があまり進ん
でいない状況です。IECから審議提案が出ているのは以下のパートになります。
「Part1 静電気現象 原理と測定」は、2012年に改訂されて以来変更がありません
でしたが、2020年に一部修正案が提案されて現在も審議中です。主な修正内容は参照
規格の改定による参照内容の変更です。「Part2-1 電荷拡散性能の測定方法」は、
2015年が最新版ですが、2021年5月に修正案が提案されて現在も審議中です。「2-2
帯電性の測定方法」は2000年より変更はありません。「2-3 抵抗および低効率測定」
も2016年から変更予定はありません。Part3は以前にご紹介したように、「3-1 HBM」、
「3-2 MM」いずれも廃盤となっています。Part4は新しく「4-11 Intermediate Bulk
Container」が新規提案として加わりました。新規提案なので審議はこれからです。
このシリーズは「4-6 Wrist straps」、「4-7 Ionization」、「4-9 Garments」の改定
案が提示されており審議中となっています。Part5は「5-1 General Requirements」
と「5-2 User Guide」は改定の計画はありますが、まだ始まっていません。
「5-3 Packaging」は2022年5月目標に改定審議中です。「5-4 Compliance Verification」
は2018年にTRになりましたが、現在は2021年9月目標にTSへ格上げ予定です。
「5-5 Package system」は2018年に制定され、現在は改訂予定はありません。Part6
のシリーズは「6-1 Health care」がISへと規格化されました。またこのシリーズは
「6-2 Office areas and public places」が新規提案されこれから審議されます。
以上、最新のTC101の最新改定状況です。

規格についてはこちらもご参照ください:https://rcj.or.jp/esd-standard

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【6】静電気対策Q&A(25)

■接地についての質問 ──────────────────────────

静電気対策として、設備の金属部分の接地を取るのか、放電しないように接地を
敢えて取らないのか、 どちらが対策として適切なのでしょうか。

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◆回答例◆

RCJS 5-2にもありますように環境内のすべての非絶縁体(人体、導体、導電性材料
静電気拡散性材料等)は、既知の接地もしくは共通の接続点に接続することとあり
ます。ご質問にありますように、放電しないように接地を外すとありますが、その
接地を外した導体は静電容量を有し、放電源からその導体に対し双方が等電位にな
るまで電荷を吸収することで放電が発生します。設備のように大きい容量を持った
筐体などはESDSのように小さな容量からの放電をほとんど吸収してしまうことにな
ります。放電電流を制御するには、その放電経路に電流抑制の抵抗が存在していな
いと抑制することができません。また接地が外された浮遊導体は近傍の帯電物によ
る静電誘導等で容易に帯電します。導体からの放電は電流が一気に放出されるため
非常に危険です。このことからも静電気対策上EPA内にある設備やジグなどの導体
を接地から外すことは避けるべきです。