RCJとは

ABOUT RCJ

設立趣旨

国際電気標準会議(IEC)において制定されたIEC電子部品品質認証制度(IECQ)のわが国における運用と、電子機器及び部品、デバイスの高信頼性に寄与することを意図して、昭和49年に通商産業大臣(現経済産業大臣)の許可を得て設立され、平成24年4月内閣総理大臣の認可を受け一般財団法人に移行いたしました。

沿革

  1. 沿革:
    昭和49年(1974年)設立
    平成24年(2012年)一般財団法人に移行
  2. 所在地:
    〒111-0043 東京都台東区駒形2-5-6 カミナガビル3階  地図
  3. 賛助会員等:
    賛助会員:23社
    特別賛助会員:6機関
  4. 理事長:
    塩野 登

▶ ESD管理技術振興とESDコーディネータの認証

国際規格IEC-61340-5-1及びANSI/ESD S20.20基準を基本とし、日本固有の接地環境にも配慮したESD管理規格RCJS-5-1を策定・発行しています。RCJS-5-1を各企業で運用可能な技術者育成の為の「ESDコーディネータ認証」サービスの提供をしています。資格認証・更新セミナーやESD対策技術展示会・ワークショップも開催しております。更に、ESD関連規格、書籍の販売もしています。

▶ IEC TC101(静電気)の国際/国内審議団体

静電気管理関連の国際標準化活動は、IEC TC101(静電気)で行っています。RCJは、IEC TC101設立当初から参加し、国際標準に沿った静電気管理技術と関連技術(資材や測定技術)の普及に努めています。IEC基準を基に日本の接地環境に適した静電気管理規格のRCJS-5-1の発行や、静電気対策用資材管理や測定技術のJIS原案作成活動を行っています。

▶ RCJ信頼性シンポジウムの開催

ESD現象とESD対策、及び電子デバイス信頼性に特化した、RCJ信頼性シンポジウムを開催しております。「EOS/ESD/EMC」と「電子デバイス・電子部品の信頼性」をテーマとした、国内では唯一の論文発表の場、かつ貴重な官民学の情報交流の場をご提供しています。

▶ 先進的な調査研究活動

半導体の故障物理に焦点を当てた「故障物理委員会」と、機能安全のための電子部品故障率モデルに焦点を当てた「電子部品信頼性調査研究委員会」を運営し、毎年成果物として報告書を出しています。後者では、機能安全の基本規格として、IEC 61508「電気・電子・プログラム電子安全関連系の機能安全」、自動車向けには 2011年に発行されたISO 26262を対象に、ハードウエアの安全度水準(SIL(Safety Integrity Level)を電子デバイスの故障率を元に算出するための故障モデルを調査研究しています。平成29年度より、ボード製品やモジュール製品の静電気対策に焦点を当てた「基板・モジュール静電気対策委員会」を設立し、活動を開始しました。


RCJ事業の全体像

RCJリーフレット

▶ 情報公開