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RCJ ESD COORDINATOR

このページは、RCJ ESD COORDINATOR有資格者への情報を提供するためのページです。

新IEC IS 61340 5-1(2007)発行に対するRCJ ESD COORDINATOR制度の取扱い

現在、RCJ ESD COORDINATOR(ESDC)資格認証制度では、IEC TR 61340-5-1(1998)とIEC TS 61340-5-2(1999)を中心としたIEC 61340シリーズの静電気関連規格に基づいています。この基本となる規格の改訂版が2007年に発行され、それぞれ、IEC IS 61340-5-1(2007)とIEC TR 61340-5-2(2007)となりました。すなわち、5-1が正式な国際規格(International Standard)となり、一方5-2がTR(Technical Report)となりました。

但し、IEC IS 61340-5-1(2007)(IS 5-1と略記)は、そのまま翻訳して、日本国内に適用すると、接地関係で人体安全性上問題があることが判明し、JIS規格としては採用されないことになりました。

以上のような状況から、本ESDC制度では、新IEC IS 61340-5-1(2007)規格を採用せず、従来規格を継続して使用していくことにしました。なお、現在対応するJISが無い状況ですが、既に廃止されているTR C 0027-1:2002を基に、新にJIS(TS)として発行することが検討されています。

但し、国際的には、IEC IS 61340-5-1(2007)が欧州を中心に使用され、また、米国では、IS 5-1のオリジナルと見なされるANS/ESD S20.20が、広く使用されています。そこで、S20.20を中心に解説し、それとの比較としてIS5-1を解説し、「静電気管理技術の基礎」の追補版として発行しました。また、S20.20のオリジナルであるMIL-STD-1686とその解説書であるMIL-HDBK-263については、「MIL規格に基づく静電気管理」として、別に発行しました。この2冊を参照することにより、IS 5-1とS20.20の内容が理解でき、静電気管理システムの構築、改良、監査などを実行する上で、手助けになると思います。

ESDコーディネータ資格認証は、平成18年9月1日より、正式名称をESD COORDINATOR資格認証と英語に変更します。これにより、認証カードの名称と同じになります。

RCJ ESD COORDINATOR資格認証制度の改定
(年会費徴収年度と認証カード有効期間の明確化)について

2006.9 RCJ ESD COORDINATOR資格認証専門委員会

先に、2006年度よりESD COORDINATOR維持費用として、年会費のお支払いをお願いしました。その際、年会費の年度と認証カード有効期間の関係が分かりにくいとの指摘がありました。そこで、その関係を明確にしました。すなわち、年会費年度は当該年の4月~翌年3月であり、 認証カード資格有効期間の1年は、資格取得月から1年です。但し、認証カード有効期限は、5, 6月取得者は、翌年の6月30日に、8月、11月取得者は、翌年の12月31日に統一しています。

さらに、資格基準となる規格をIEC 61340-5-1からRCJS-5-1への変更を明記しました(2013年)。

RCJ ESD COORDINATOR資格認証再試験要領の改定について

2006.7 RCJ ESD COORDINATOR資格認証専門委員会

ESD COORDINATOR資格認証再試験は、ESD COORDINATOR資格認証セミナーと同時期に同じ会場で実施してきました。これに対し、再試験機会を増やしてほしい、ESDC COORDINATOR資格認証セミナー会場と別会場にして欲しい、等の要望がありました。そこで、再試験を以下の要領で実施することに致しますのでご連絡致します。

  1. 再試験開催日程:
    • 年4回実施 (8月、10月、2月、4月)
    • ESDC COORDINATOR資格認証セミナー開催と同時期(5月、11月)の再試験は行いません。
  2. 開催場所:

    (財)日本電子部品信頼性センター(RCJ)会議室(定員16名)
    (注:会場の広さの都合で定員が少なくなりますが、その分受講機会を増やします)

  3. その他:

    合格した場合の認証書、カードの発行は、セミナー実施時期に合わせます。
    (8月、10月再試験は、11月のセミナーに、2月、4月の再試験は、5月のセミナーに合わせます)

RCJ ESD COORDINATOR有資格者の所属・住所変更届けについて

RCJ ESD COORDINATOR資格 取得後、所属・住所等に変更が生じた場合は、「登録情報の変更フォーム」にご記入いただき送信いただくか、以下の用紙で事務局に届けて下さるようお願い致します。届出がないと、郵便物等が配達されない可能性があります。

RCJ ESD COORDINATOR資格認証制度の改定(年会費徴収)について

2005.9 RCJ ESD COORDINATOR資格認証専門委員会

ESD COORDINATOR資格認証制度は、この11月で満3年が経過し、4年目に入ります。この間、ESD COORDINATOR資格保有者の人数は、当初予想人数より大幅に上回り、この8月の7回目のセミナー合格者を含めると、ほぼ1000名に達しました。

このような多人数の制度を運営していくには、それなりの経費が必要となります。これまでの試行期間では、ESD COORDINATORの皆様からの年会費(維持費)無しで、行ってきましたが、この状態では制度維持が困難な状況です。また、企業においては人事異動が激しく業務変更も頻繁に起こることから、1年毎の認証カード発行の要望もございます。

以上のような背景から、ESD COORDINATORの皆様から毎年会費を頂き、制度を維持して行くことに致しました。皆様から頂いた会費は、認証カードの発行、ESD COORDINATORの意見交換の場を提供するESD協議会の充実等に充足させる予定です。

制度変更は、2006年から実施します。皆様にはご負担をおかけすることになりますが、ご理解とご協力をお願い申し上げます。

詳細は、次の制度改定をご覧下さい。

Oishi氏のエッセー「米国防省におけるESDコントロールプログラム開発の背景」(RCJ会報記事)の紹介(パスワード必要)

上記記事は、大石氏のご好意により、RCJ会報に掲載を許可されたもので、大石氏が、米国海軍、海軍航空司令本部、巡航ミサイル開発部、品質保証部長の重責にあった1970年代に開発したESDコントロールの規格(Mil-Std-1686)とハンドブック(Mil-Hdbk-263)の開発経緯、苦労話などのエッセーです。