RCJ通信

RCJ通信 第77号(2026年1月8日)

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 第77号

より良い静電気対策管理のための
RCJ通信
                   2026.1.8発行
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▼RCJ通信
静電気対策管理に従事する方々に向けて、日本電子部品信頼性センター(RCJ)が
開催するイベント情報をはじめ、規格の動向、対策に関するトピックス、RCJの活動を
発信するものです。
静電気対策にたずさわる方々に向けた情報を提供してまいります。

▼今月のもくじ
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【1】2026年 年頭のご挨拶
【2】「出張教育訓練 静電気対策教育プログラム」のご案内
【3】「ESD管理システムの監査方法解説セミナー」開催のご案内
【4】2026年度「エキスパート養成セミナー」開催日のご案内
【5】第4回ESDコーディネータ大会開催報告
【6】ESD COORDINATOR資格認証カード発送完了のお知らせ
【7】静電気対策Q&A(76)
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【1】2026年 年頭のご挨拶

ESDコーディネータ、RCJ通信の読者の皆様、あけましておめでとうございます。
昨年中は皆様より多くのご支援をいただきましたこと誠にありがたくお礼申し上げます。
コロナ禍が収束し2024年から動き始めた経済は2025年も引き続き活発になり電子産業の
復活もますます期待されます。ESD対策技術は電子産業に欠かすことのできない技術です。
RCJは日本の電子産業に貢献できるように静電気対策技術の向上に努めてまいります。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

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【2】「出張教育訓練 静電気対策教育プログラム」のご案内

静電気対策の社内教育・訓練計画はできていますか?
RCJS -5-1のESD管理プログラムではESDコーディネータが静電気対策に関係するすべての人に
教育訓練を行うことを要求しています。
・わかっていても自分の仕事が忙しくて、
・教育プログラムを作るのが大変で、
などESDコーディネータの皆さんにとって社内教育プロブラムの遂行はハードルが高いのが
実情のようです。RCJでは、多忙な皆さんに代わって静電気対策の教育訓練を行う「出張教育
訓練 静電気対策教育プログラム」を行っています。講習はご依頼いただいた企業まで出向き、
会議室、食堂、講堂などをお借りして行います。
講習内容は静電気の実験を交えての理解しやすいものとなっており、受講対象者のレベルに
合わせて以下の三段階のプログラムをご用意しております。また受講終了後には受講終了証を
受講者全員にご提供いたしますので顧客などからの監査時に教育・訓練記録の提示が容易です。
また習熟度確認をご希望の場合は簡単なテストもご用意しております。講習内容は下記レベル
に限らず、必要に応じて調整いたしますのでご希望がございましたらお問合せください。
1.入門編:静電気対策に必要な基礎知識や静電気対策の基本的なルールや対策用品の種類
      などを学習します。
2.初級編:静電気対策を行うにあたり必要とされる正しい静電気現象の知識習得と静電気
      対策の用品や用語、EPA内のルールに関する知識を習得します。
3.中級編:静電気対策に必要な静電気現象の基礎(電位、電荷、ESD、静電誘導等)と
      ESD管理用アイテムの評価実技講習、ESD管理システムの要求事項等を習得します。

詳しくはこちらをご参照ください:https://rcj.or.jp/esd-education-program

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【3】「ESD管理システムの監査方法解説セミナー」開催のご案内

RCJでは今年4月にESD管理プロセス認証に関するセミナーを開催いたします。
このセミナーではESD管理プロセス認証を受けるにあたりどんな体制を作っておいたらいいのか、
どのような準備が必要か等、認証は取りたいが何をすれば良いか分からないといった方向けに
受審のための説明と、内部監査や二社間監査の手法など実務に関する解説をいたします。
ESD監査に関するお悩みをお持ちの方にお役に立つセミナーとなっております。皆様のご参加を
お待ちしております。

■ESD管理システムの監査方法解説セミナー ──────────────────

開催予定日:2026年4月21日(火) 13:00~16:30
会場:台東区民会館 8階 第4会議室(東京都台東区花川戸2丁目6−5)
費用:9,900円(税込)
定員:30名
      
ESD管理システム認証、ESDプロセス認証については以下のページをご参照ください。

ESD管理システム認証(ESDライン認証) (RCJ-EFC)

セミナーの詳細はこちらから:https://rcj.or.jp/esd-controlsystem-seminar
お問い合わせ先:info@rcj.or.jp

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【4】2026年度「エキスパート養成セミナー」開催日のご案内

エキスパート養成セミナーは、なかなか実感できない静電気の特性や挙動を実験を交えて解説
するセミナーです。実際に静電気帯電測定や表面抵抗測定など実機を使って測定していただき、
測定の問題点などを実感していただきます。工程の静電気対策に従事される方に必要とされる
静電気特性、測定技術、対策方法、管理技術などを養っていただくことを目的としています。
講師が一方的に話を進める講習ではなく、受講者と講師が話し合いながら講習を進めていきます。
2026年度は下記の日程で2回、開催する予定です。
詳細はおってご案内いたします。

■エキスパート養成セミナー ──────────────

開催日:2026年6月11日(木),12日(金)
    2026年10月27日(火),28日(水)

詳しくはこちらをご参照ください:https://rcj.or.jp/expert-seminar

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【5】第4回ESDコーディネータ大会開催報告

2025年度第4回ESDコーディネータ大会を浅草の台東区民会館特別大会議室で行いました。
コンテンツは午前中セミナー、午後からはグループディスカッションとし、セミナーはRCJS規格
の最新情報、ESD管理規格の国際利用状況、規格の調整や、ESD管理アイテムの測定方法などでし
た。午後のグループディスカッションはESD管理規格に関する討議やESD管理用アイテムの疑問点
などについて討議を行いました。
グループディスカッションでは皆さん活発に発言されていて良い情報交換ができたようです。
午前午後のセッション終了後に行った懇親会では軽食と飲み物を囲んでより活発な意見交換が
行われました。参加者はスタッフを含めて16人と大会とは到底呼べないほど少なかったのですが、
会そのものは盛況で、参加された皆さんはESD管理に関する情報をたくさん得て帰られたと思い
ます。懇親会の席で「参加者が少ないので来年の開催は見送ろうかな」と話したところ参加者の
方からはぜひ続けてほしいとご意見をいただき、この会の目的「ESDコーディネータの資質向上と
交流を深める」を改めて心に刻み2026年度の計画を立てたいと思います。
ご参加の皆様、スタッフの皆様ありがとうございました。

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【6】ESD COORDINATOR資格認証カード発送完了のお知らせ

12月期限のESD COORDINATORの方に、資格期間「2026年1月1日~2026年12月31日」
の資格認証カードを2025年12月15日に発送完了いたしました。
お手元に認証カードが届いていない方は、資格登録維持年会費の納入がお済みでない方、
認証カードのご送付を不要と申告いただいた方です。カードが届いていない方で資格維持
を希望される方は、至急、年会費の納入をお願いいたします。資格登録維持年会費の
ご請求書は、2025年4月21日にBtoBプラットフォーム請求書より発行済みです。
近年、各種産業分野で、静電気対策管理の重要性が認識され、静電気対策管理に習熟して
いる技術者に対する価値もますます高まっております。せっかく取得された資格ですので、
放棄してしまうことのないよう、ESD COORDINATOR資格の維持をご検討くださいますよ
うお願い申し上げます。6月期限のESD COORDINATORの方には、昨年6月に資格期間
「2025年7月1日~2026年6月30日」のESD COORDINATOR資格認証カードを発送しております。

◆カードが届いた方で資格維持を希望されない方は、大変お手数ですがESDコーディネータ
登録情報の変更ページの最下段から、資格辞退届(Wordファイル)をダウンロードの上、
必要事項をご記入いただき、必ずご提出くださいますようお願いいたします。
資格辞退届のご提出をもちまして、正式な資格辞退とさせていただきます。

請求書再発行についてのお問い合わせ:info@rcj.or.jp
資格辞退届(Wordファイル)のダウンロードはこちらからお願いします:

所属・住所変更

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【7】静電気対策Q&A(76)

■ESD管理床の点検についての質問────────────────

当社は約2000㎡のEPAが3か所あり床はすべて導電性塗床になっています。RCJSでは床の
定期点検を毎月と推奨していますが、6000㎡のEPAの床を毎月10㎡毎に測定することは
大変な労力でこなしきることが困難です。何か良い管理方法はないでしょうか。

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◆回答例◆

製品認証時のESD管理床の抵抗試験は1㎡に1か所で行われますが、現在の定期点検の規定は
1EPAに対し6か所となっています。ご質問の10㎡に1か所は過去の規定ですので、2000㎡に
200か所から比べればだいぶ少なくなります。点検時の点検個所は傷んだ場所、汚れている場所、
使用頻度の高い場所を含めるようにアドバイスされており6か所の点検をする場合はこれらの
使用環境を含めるようにしてください。また測定場所の選定も毎回同じ場所ではなくEPA全体で
必ず測定すべき場所の中から6点を選び順次選定する6点を変えて測定し不具合個所の見落と
しがないようにすることが必要です。
また点検周期も経年変化の状況を実測データを基に、床抵抗値に変化がないことを証明し、
点検周期の規定を変更することも可能です。これは規格の調整(テーラリング)と言って規格
を変更するための明確な根拠(管理データなど)を基に点検周期を変更し、自社のESD管理
マニュアルに管理方法を明記してこの変更した基準を順守するというものです。
点検が大変だからと言って何もせず手遅れになってしまうことがないよう、現実的に遂行
可能な管理方法を見つけ大変な点検作業に翻弄されない管理体制を築いてください。