RCJ通信
RCJ通信 第83号(2026年7月2日)
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第83号
より良い静電気対策管理のための
RCJ通信
2026.7.2発行
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▼RCJ通信
静電気対策管理に従事する方々に向けて、日本電子部品信頼性センター(RCJ)が
開催するイベント情報をはじめ、規格の動向、対策に関するトピックス、RCJの活動を
発信するものです。
静電気対策にたずさわる方々に向けた情報を提供してまいります。
▼今月のもくじ
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【1】次回 RCJ ESD COORDINATOR資格更新セミナー開催のお知らせ
【2】「RCJS-5-1:2025(第4版)とRCJS-TS-5-4:2025(第1版)」解説セミナー
受講お申込み受付中です
【3】次回 ESD COORDINATOR資格認証再試験のご案内
【4】RCJ情報検索サービスのご案内
【5】2026年度ESDコーディネータ資格登録維持年会費のご請求書ご確認のお願い
【6】静電気対策Q&A(82)
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【1】次回 RCJ ESD COORDINATOR資格更新セミナー開催のお知らせ
ESD COORDINATOR、主任ESD COORDINATOR資格は、3年毎に更新することになって
います。資格更新セミナーは、規格改定を含めたESD対策技術の情報の更新の機会となる
ことを目的としています。 今回は、資格有効期限が以下(1)(2)の方で、資格を維持される
ESDコーディネータ、主任ESDコーディネータの方が対象です。
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(1)2026年6月30日
(2)2026年12月31日
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ご自身の有効期限は、前回の更新時(もしくは認証セミナー合格時)に発行された認証書
(A4判の認証書で、資格登録維持年会費を納入後に毎年発行される認証カードとは異なり
ます)をご確認ください。有効期限切れの前後4回の更新セミナーの受講が可能です。
◆資格を維持されない場合は、必ず辞退届のご提出をお願いいたします。辞退届のご提出
をもちまして正式な資格失効といたします。
「第55回 RCJ ESD COORDINATOR資格更新セミナー」は、YouTube LiveでWeb同時配信
いたします。受講者のみなさまに事前にお知らせしますYouTubeの専用URLにアクセスして
いただくだけで受講いただけます。インターネット接続環境とYouTubeをご覧になれるパソ
コン等があれば、特別な設定は必要ありません。開催日時および会場は以下の通りです。
■第55回 RCJ ESD COORDINATOR資格更新セミナー ──────────────
日時:2026年8月26日(水) 10:00~17:00
会場:大田区産業プラザ 3階特別会議室(東京都大田区南蒲田1-20-20)
及びYouTube Live配信によるWeb受講
申込み締切日:2026年8月19日(水)
詳細・お申込みはこちら:https://rcj.or.jp/update-seminar
有効期限のお問合せ:info@rcj.or.jp
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【2】「RCJS-5-1:2025(第4版)とRCJS-TS-5-4:2025(第1版)」解説セミナー
受講お申込み受付中です
2026年3月のRCJS-5-1:2025(第4版)及びRCJS-TS-5-4:2025(第1版)発刊に伴い
この二つの規格の改訂内容や相互の関係について解説するセミナーを開催します。
これまでRCJS-5-1:2016(第3版)を使ってESD管理を行ってきたESD管理者にとって
規格が改訂されたことで管理体制のどの部分を変更しなければならないのか、何か
新しい規定が決められていないかなどの情報を提供する解説セミナーとなっています。
RCJS-TR-5-4と連携していなかったRCJS-5-1:2016(第3版)がRCJS-5-1:2025(第4版)
に改訂されRCJS-TS-5-4:2025(第1版)と関連付けられたことでTS-5-4を取り込んだ
管理体制を構築できるようになり、TS-5-4の内容のみならず相互の関係を知ることも
重要になりました。セミナー費用に規格文書の代金が含まれますので、規格文書の入手
と合わせてセミナー受講をご検討ください。
日時:2026年7月31日(金) 13:00~16:00
会場:大田区産業プラザ 3階特別会議室(Web受講も可能です。)
費用:ESDコーディネータ及び賛助企業会員 16,500円(税込)
一般 27,500円(税込)
※費用には規格書RCJS-5-1:2025(第4版)及びRCJS-TS-5-4:2025(第1版)の代金が
含まれます。
詳細・お申込みはこちら:https://rcj.or.jp/revision-seminar
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【3】次回 ESD COORDINATOR資格認証再試験のご案内
RCJ ESD COORDINATOR資格認証再試験は、年に4回(2月、4月、8月、10月)
実施しています。次回は2026年7月30日(木)に実施します。
■RCJ ESD COORDINATOR資格認証再試験 ──────────────────
実施日:2026年7月30日(木): 14:00~16:00
受験資格:RCJ ESD COORDINATOR 資格認証セミナーの既受講者
(受講後2年間有効)
場 所:(一財)日本電子部品信頼性センター 会議室
定 員:6名
申込締切:2026年7月24日(金)
詳細・お申込みはこちら:https://rcj.or.jp/esdc-reexamination
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【4】RCJ情報検索サービスのご案内
日本電子部品信頼性センターでは、半導体の黎明期の1970年代以降、50年以上にわたり
蓄積された、電子デバイスのESD関連及び信頼性に関する知的財産資料を保有しています。
RCJ情報検索サービスは、信頼性・静電気管理技術者の方々が必要な文献、情報を容易に
検索し、入手が可能となる有料会員制サービスです。会員以外の方も検索可能です。
ぜひ日々の業務にお役立てください。
■サービス対象文献
・RCJ信頼性センポジウム(第1回(平成3年)~): 各論文ごとに検索可
・故障物理委員会成果報告書(昭和53年~)
・静電気対策委員会成果報告(昭和59年~平成6年)
・信頼性関連(含む機能安全)(昭和51年~)
ご利用方法など詳しくはこちらから:https://rcj.or.jp/explore-system
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【5】2026年度ESDコーディネータ資格登録維持年会費のご請求書ご確認のお願い
2026年度分のESDコーディネータ資格登録維持年会費(年会費)のご請求書を4月21日に
発行いたしました。BtoBプラットフォーム請求書のIDをご登録いただいた方は、ログイン
いただき、ダウンロードをお願いいたします。
社名変更によるお宛名の変更、支払い期限を変更し再発行を希望される場合などは、
BtoBプラットフォーム請求書より請求書の差戻しをお願いいたします。
IDが未登録の方のご請求書は、圧着はがきで会社名をお宛名にして発送済みでございます。
◆資格を更新されない場合は、必ず辞退届のご提出をお願いいたします。
メールアドレスが変更になり、請求書のダウンロードのご案内が届かない方は、
info@rcj.or.jp までお問い合わせください。
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【6】静電気対策Q&A(82)
■基板の静電気除去についての質問 ──────────────
当社ではプリント基板の実装、組み立てをしておりイオナイザによる静電気対策を行っ
ています。どの基板にもイオナイザのイオンが当たるようにしていますが、帯電が除去
できているものとできないもの、逆に帯電してしまっているものなど同じ基板なのに
一様な静電気対策になっていない状況です。静電気除去されやすい基板とされにくい
基板があるのでしょうか。
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◆回答例◆
同じ部品を搭載した同じ基板であればイオナイザの効果に差異はないと思います。
違いが出るとすれば個々の基板の履歴とイオナイザを使用する環境設定が適切でない
ことで起きているのでははないかと考えられます。まず基板単体の場合ですが、両面
同極に帯電している基板に片側からだけしかイオンを供給しなければ表裏が異極に帯
電し見かけは静電気が除去できたかのように見えますが、実際はキャパシターに電荷
が蓄積したようになっています。この状態は帯電電荷がプラスマイナスお互いに電界
を閉じてしまいイオンを吸着しなくなっているのでイオナイザのイオンを吹き替えて
もなかなか除電しません。
この帯電電荷を除去するには一旦お互いに引き合っている関係を壊しそれぞれの帯電を
状況を変えて静電気除去する必要があります。まず片面の帯電による電界を作業表面な
どに向かわせ(近接させる反対側の帯電孤立した状態にします。この時にこの帯電にイ
オンを供給して一旦除電し、反対側を再度除電すると両面の帯電が除去できるようにな
ります。
イオナイザが生成するイオンは帯電電位に引き寄せられて静電気除去が成立しますので
両面同極に帯電した基板に片面からのみイオンを供給すると反対側の帯電電位によって
イオンを当てた側に余計なイオンを吸着させることになります。この場合は両面同時に
イオンを供給する必要があります。
次に静電気除去の環境設定による不具合ですが、何枚も重ねた基板(カセットに入った
状態など)を端にある1枚の基板にめがけてイオンを供給すると他の基板の帯電電位が
引き寄せるイオンをその端にある基板が一身に受けてしまいその基板は逆の電位に帯電
してしまうことになります。このようにイオンの供給環境を間違えるとご質問のように
プラスやマイナスに帯電した基板が出来上がってしまうことになります。
一枚一枚の基板の静電気を正しく除去するのであればそれぞれを単独で処理する必要が
あります。電界計を利用して帯電電荷がどのようなふるまいをしているかを調べて効果
的な静電気除去を行ってください。
