RCJ通信
RCJ通信 第86号(2026年10月1日)
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第86号
より良い静電気対策管理のための
RCJ通信
2026.10.1発行
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▼RCJ通信
静電気対策管理に従事する方々に向けて、日本電子部品信頼性センター(RCJ)が
開催するイベント情報をはじめ、規格の動向、対策に関するトピックス、RCJの活動を
発信するものです。
静電気対策にたずさわる方々に向けた情報を提供してまいります。
▼今月のもくじ
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【1】次回 RCJ ESD COORDINATOR資格更新セミナーの受講お申込み受付中です
【2】次回 RCJ ESD COORDINATOR資格認証セミナーの受講お申込み受付中です
【3】次回エキスパート養成セミナーのお申込み受付中です
【4】「第36回RCJ信頼性シンポジウム」開催のお知らせ
【5】「第36回信頼性・ESD対策技術展示会」のご案内
【6】静電気対策Q&A(85)
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【1】次回 RCJ ESD COORDINATOR資格更新セミナーの受講お申込み受付中です
ESD COORDINATOR、主任ESD COORDINATOR資格は、3年毎に更新することになって
います。資格更新セミナーは、規格改定を含めたESD対策技術の情報の更新の機会となる
ことを目的としています。今回は、資格有効期限が以下(1)(2)(3)の方で、資格を維持さ
れるESDコーディネータ、主任ESDコーディネータの方が対象です。
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(1)2026年6月30日
(2)2026年12月31日
(3)2027年6月30日
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ご自身の有効期限は、前回の更新時(もしくは認証セミナー合格時)に発行された認証書
(A4判の認証書で、資格登録維持年会費を納入後に毎年発行される認証カードとは異なり
ます)をご確認ください。有効期限切れの前後4回の更新セミナーの受講が可能です。
◆資格を維持されない場合は、必ず辞退届のご提出をお願いいたします。
辞退届のご提出をもちまして正式な資格失効といたします。
「第56回 RCJ ESD COORDINATOR資格更新セミナー」は、YouTube LiveでWeb同時配信
いたします。受講者のみなさまに事前にお知らせしますYouTubeの専用URLにアクセスして
いただくだけで受講いただけます。インターネット接続環境とYouTubeをご覧になれるパソ
コン等があれば、特別な設定は必要ありません。開催日時および会場は以下の通りです。
■第56回 RCJ ESD COORDINATOR資格更新セミナー ──────────────
日時:2026年11月30日(月) 10:00~17:00
会場:日本教育会館 8階(東京都千代田区一ツ橋2-6-2)
及びYouTube Live配信によるWeb受講
申込み締切日:2026年11月23日(月)
詳細・お申込みはこちら:https://rcj.or.jp/update-seminar
有効期限のお問合せ:info@rcj.or.jp
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【2】次回 RCJ ESD COORDINATOR資格認証セミナー受講お申込み受付中です
エレクトロニクス産業のあらゆる分野で、静電気管理の重要性が増しており、静電気
技術者(ESD COORDINATOR)の育成、社内の地位確立・向上が要請されています。
本セミナーは、静電気管理の国際規格であるIEC61340-5-1に基づき改訂したRCJS-5-1
(第4版):2025を用いた研修と試験を行い、ESD COORDINATOR を認証するものです。
この機会に社内のESD技術者の育成、資格取得をお勧めします。
「第51回 RCJ ESD COORDINATOR資格認証セミナー」は、以下の日程で開催いたします。
■第51回 RCJ ESD COORDINATOR資格認証セミナー ──────────────
開催日時:2026年11月17日(火)、18日(水)
会場:大田区産業プラザ 2階小展示ホール (東京都大田区南蒲田1-20-20)
定員:120名
申込締切:2026年11月10日(火)
(但し定員120名を超えた場合は締切り前でもお申込みを打ち切ります。)
詳細はこちら:https://rcj.or.jp/esdc-seminar
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【3】次回エキスパート養成セミナーのお申込み受付中です
エキスパート養成セミナーは、なかなか実感できない静電気の特性や挙動を実験を交えて
解説するセミナーです。実際に静電気帯電測定や表面抵抗測定など実機を使って測定して
いただき、測定の問題点などを実感していただきます。工程の静電気対策に従事される方
に必要とされる静電気特性、測定技術、対策方法、管理技術などを養っていただくことを
目的としています。講師が一方的に話を進める講習ではなく、受講者と講師が話し合いな
がら講習を進めていきます。ESDコーディネータの資格がない方も受講いただけます。
皆様のご参加をお待ちしております。
■エキスパート養成セミナー ──────────────
開催日:2026年10月27日(火),28日(水)
会 場:日本電子部品信頼性センター 会議室
定 員:8名(定員に満たなくても開催いたします)
詳細・お申込みはこちら:https://rcj.or.jp/expert-seminar
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【4】「第36回RCJ信頼性シンポジウム」開催のお知らせ
RCJ信頼性シンポジウムは、電子部品、電子デバイス、電子機器等の設計・開発技術者、
信頼性技術者、生産技術者を対象に、信頼性およびESDという共通のテーマで論文発表・
討論し合い、より進歩した信頼性向上技術、ESD障害対策技術等の分野での発展に寄与
することを狙いとしています。
■第36回RCJ信頼性シンポジウム ──────────────────
開催日時:2026年12月1日(火)、2日(水)
場所:日本教育会館 8階(東京都千代田区一ツ橋2-6-2)
詳細・お申込みはこちら:https://rcj.or.jp/symposium
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【5】「第36回信頼性・ESD対策技術展示会」のご案内
信頼性・ESD対策技術展示会は、静電気の影響を受けやすい電子デバイス・部品、
電子機器などを扱う信頼性技術者、設計技術者、品質技術者の方々を対象に、より
進歩した静電気障害対策技術、静電気測定技術、故障解析技術を扱う専門の展示会
です。ご来場時の入場登録のみで展示会、ワークショップとも自由にご参加いただ
くことができます。
■第36回信頼性・ESD対策技術展示会 ─────────
開催日時:2026年12月1日(火)、2日(水)
会場:日本教育会館 8階(東京都千代田区一ツ橋2-6-2)
(RCJ信頼性シンポジウムと同一会場で開催)
詳細はこちら:https://rcj.or.jp/exhibition-2
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【6】静電気対策Q&A(85)
■工程内の代替不可能な絶縁性用具についての質問──────────────
当社の工程では生産に必要な絶縁性用具が点在しておりこれをESD管理アイテムに置き
換えることが難しい状況です。これらの帯電状況を確認したところ数kvに帯電している
ものがあり対応方法を検討していますが、何か良い対応方法はないでしょうか。
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◆回答例◆
EPA内には原則的に絶縁材料を持ち込まないこととされていて、ESD管理用アイテムに
置き換えて帯電の可能性をなくす必要があります。しかし生産に不可欠で代替ができな
い用具の場合は持ち込まざるを得ません。その際遵守すべき規格の要求事項は「ESDSが
5kv以上の電界に曝されないこと」とあり、その絶縁性用具の帯電が問題になります。
また規格では絶縁性材料の帯電を抑制する方法にイオナイザを使用するとありますが、
生産品ではない用具にもイオナイザを用意するのは費用と管理の点から大きな負担とな
りかねません。
そこでほかに取りうる対策方法の一つとして電界遮蔽が挙げられます。ESDSが近傍にあ
る帯電物による電界に曝されないように帯電物とESDSの間に電界を遮るための隔壁を設
けESDSに電界が及ばないようにするという方法です。この電界遮蔽には帯電物を導電体
で覆い電界を輻射しないようにする方法とESDSを導電体で覆いESDS周囲の電界をESDSに
加えないようにする方法です。その一つが包装資材のシールドバッグです。しかしこの
方法では用具を使用することもESDSの取扱いをすることもできなくなってしまいます。
そこでESDSが電界に曝されないようにESDSと帯電物がある作業空間に導電体の隔壁を設
け電界がESDSに及ばないように電界を遮蔽するという方法があります。これにより帯電
物の電界は導電体の隔壁に閉じてしまいその先にあるESDSには帯電物による電界が届か
なくなります。この方法であれば絶縁体用具の使用を妨げることやESDSの取り扱いを妨
げることなく電界の影響を防ぐことができるようになります。
この作業空間の電界を遮蔽する方法には守らなければいけないことがあります。まず電
界遮蔽をする隔壁を接地しなければなりません。この導電体の隔壁が接地されていない
と電界は遮蔽されず隔壁の先へと電界が再輻射されてしまいます。次に隔壁の大きさで
す。帯電やESDSが置かれる範囲よりも十分大きな隔壁が必要です。その必要な大きさは
帯電物の大きさや形状、帯電物とESDSの距離によって一概には決められないので遮蔽隔
壁を設置後、電界計でESDSが十分電界から遮蔽されているかを確認してください。隔壁
は金属板などで作成するとよいのですが静電界の遮蔽であればその電気抵抗値は金属板
のような低抵抗でなくても大丈夫です。電界の変動の速さで許容される抵抗値に幅がで
きます。ほとんど電界が変動しないものであれば導電性プラスチックのような1x10^6Ω
程度の材料でも大丈夫ですが、摩擦による急峻な帯電や瞬間的な変動を繰り返す電界の
場合は金属板のように抵抗が低い材料の選択が必要です。例えば電位変動が穏やかな帯
電物であれば透明な導電性の樹脂板などを使うことも可能で視界を妨げず作業がしやす
いという利点もあります。いずれにしても電界計で電界の漏れがないか設置後の確認を
行ってください。
