RCJS-5-1(第2版):2014
(静電気現象からの電子デバイスの保護)
発行のお知らせ
今回、RCJS-5-1:2010の改訂版のRCJS-5-1(第2版):2014を発行することにしました。これは、RCJS-5-1:2010発行後に改訂された国際的な静電気管理の関連規格(IEC
61340シリーズ)の改訂版の中の有用な内容を採り入れ、またRCJS-5-1:2010を見直し、読みやすいように工夫しました。
主な改定内容は、次の通りです。
(1) 準ESDコーディネータ(Pre
ESD Coordinator)の追加。準ESDコーディネータは,ESD管理プログラムを履行するための第三者機関により教育・訓練を受けた者であり,ESDコーディネータの監督の基に実際の作業を行う者です。
(2) EPAグラウンドシステムのEPAの配線図の修正。従来からEPAの配線図が分かりにくいとの意見があり,分かりやすい図面に変更しました。この図面は,IEC
61340-5-1:1998の源規格のCECC
00 0015を参照しました。
(3) 静電界の修正。IEC
61340-5-1:2007のedition2に向けた検討を考慮し,静電界の限界を10
kV/mから5
kV/mに変更しました。さらに,絶縁物の表面電位が2,000Vを超える場合の対処方法に加え,絶縁物の表面電位が125Vを超える場合の対処方法を加えました。
(4) CDM対策の追加。最近の組立自動化により重要性が増しているCDMによるデバイス損傷に対する対策の指針を追加しました。
今後、ESDC資格認証セミナーでは、このテキストを用います。
概要はこちらから(pdf)
正誤表
「RCJS-5-1(第2版):2014」注文書
|