RCJS規格

RCJS Standrd

RCJS標準

  1. RCJS-5-1(第3版):2016(静電気現象からの電子デバイスの保護)
  2. RCJS-5-1(第2版):付属書I&J
  3. RCJS-TR-5-2 :2013
  4. RCJS-5-1(第2版):2014(参考)

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RCJS-5-1(第3版):2016(静電気現象からの電子デバイスの保護)発行のお知らせ

今回、RCJS-5-1(第2版):2014の改訂版のRCJS-5-1(第3版):2016を発行することにしました。これは、RCJS-5-1(第2版):2014発行後に改訂された国際的な静電気管理の関連規格(IEC 61340シリーズ)の改訂版の中の有用な内容を採り入れました。

主な改定内容は、次の通りです。

    (1) 用語の追加
    ESD管理用アイテム(ESD control item)を追加した。

    (2) 標識及びマーキング
    IEC 61340-5-3 Ed.2:2015の包装マーキングは, RCJS-5-1が採用しているマーキング(図4)及びIEC 61340-5-3 Ed.1:2010が採用しているマーキングと異なる。RCJS-5-1では,従来からの継続性及びIEC 61340-5-3 Ed.2:2015が正式な国際規格として発行されているので,どちらのマーキングを採用してもよいことにした。

    (3) 人体接地要求事項
    5.5項で,「作業者を接地する基本的な方法は,通常はEBPへ接続したリストストラップによる。リストストラップの使用が困難な場合には,床と履物の組み合わせでも人体接地手段として用いてよい」とし,表1に要求事項を明確化した。従来は,推奨事項であった。

    (4) EPAの例
    図11のEPAの例が分かりにくいとの意見があり,従来の図を参考に分かりやすい図面に変更した。

    (5) ESD管理用アイテムの認証
    9.2.2項のESD管理用アイテムの認証方法を,IEC 61340-5-1 Ed.2:2016に合わせ,変更した。但し,内容的には大きな変更ではない。

    (6) 附属書JF CDM対策(IEC 61340-5-1 Ed.2:2016の内容)
    IEC 61340-5-1 Ed.2:2016で,CDM対策に関連する要求項目が追加されている。しかし,CDM対策は開発途上の技術であり,要求事項として採用するには時期尚早と考え,附属書JF(参考)として,その内容を記載した。

    (7) 附属書A
    IECで,ESD管理用アイテムの規格(「特定応用のための標準的試験方法」と称している)の改定が進んでいる。IEC発行の最新版の内容及び改定途上の内容も含め,附属書Aの内容を改定した。主に,数値の修正である。但し,規格の全内容は採り入れておらず,主要な内容のみを記載している。主な改訂内容は次のとおりである。

    (i) 衣類
    IEC 61340-4-9:2016では,衣類に接地端子付きの接地可能な衣類も規定している。日本では,このような衣類になじみが無いことから,本附属書には含めていない。

    (ii) リストストラップ
    統合チェッカを用いたリストストラップのシステム抵抗試験の図(図2.3b)を追加した。

    今後、ESDC資格認証セミナーでは、このテキストを用います。

RCJS-5-1(第2版):2014付属書I&J(静電気現象からの電子デバイスの保護)の付属書I&J 発行のお知らせ

  1. 附属書IIEC 61340-5シリーズは、ESD管理に関する規格で、IEC 61340-5-1が一般要求事項(IS)、IEC 61340-5-2(TR)が指針、IEC 61340-5-3が包装に関する要求事項(IS)です。IEC/TR 61340-5-1は1998年に、IEC/TS 61340-5-2は1999年に発行され、その最新版は、IEC/IS 61340-5-1:2007、IEC/TR 61340-5-2:2007です。5-1は、TRから、ISに変更された時に、包装に関する詳細が削除され、要求項目だけになりました。それは、5-1のオリジナルとして採用した米国ESDA S20.20は、包装要求として、別の規格、ANSI/ESD S541を持っていたために、記載が無かったからです。そのANSI/ESD S541を基にしたIEC 61340-5-3は、発行が大幅に遅れ、2010年にようやく発行されました。さらに、第2版が2015年に発行されました。国内では、接地問題で、新しいIEC/IS 61340-5-1:2007は採用せずに、旧規格のIEC/TR 61340-5-1:1998を基にRCJS-5-1を作成しました。発行当時は、IEC 61340-5-3は未発行であった事により、RCJS-5-1で採用している包装関係の規定は、旧規格を基にしています。そこで、IEC 61340-5-3第2版が発行された機会に、このIEC 61340-5-3第2版を、RCJS 5-1の付属書I(参考)として発行する事にしました。
  2. 附属書J附属書Jは、静電気電荷蓄積を防止する固体材料の抵抗及び抵抗率試験方法を扱っているIEC 61340-2-3(第2版(CDV:2015))を翻訳・改定し、RCJS-5-1の附属書(参考)として公表するものです。IEC 61340シリーズ規格内の抵抗測定方法に関する規定は、IEC 61340-2-3:2000で、そこで規定している抵抗測定方法は、直径63.5 mmのリング電極を用い、固体平面材料に適用するものです。すなわち、かなり大面積で平坦な表面を有する試料に適用する抵抗測定方法です。ところが、包装資材などでは、形状は平坦でなく、また微少面積試料の抵抗測定が要求されます。そのため、電極間距離が3.2 mmの2点プローブが開発されました。この2点プローブ方法を採り入れ、IEC 61340-2-3:2000は、第2版に向け改訂中です。包装資材への適用を狙い、2点プローブ方法を採り入れた改訂段階のIEC 61340-2-3を翻訳し、RCJS-5-1の附属書として公表することにした。

ESD管理に携わっているESDコーディネータの方には、非常に参考となる資料です。別紙申込用紙に記入の上、申込をお願い致します。

RCJS-TR-5-2:2013「静電気現象からの電子デバイスの保護-指針」発刊と販売のご案内

  1. はじめにこの度、2007年に第1版として発行されたIEC TR 61340-5-2(Edition1, Technical Report):2007(Protection of Electronic Devices from Electrostatic Phenomena – User Guide)を翻訳し、作成した一般財団法人日本電子部品信頼性センター技術情報(RCJS-TR-5-2)として発行しました。IEC 61340-5-2のediton2に向け検討されている最新情報を含め、技術的内容も含まれています。
  2. 経緯静電気管理のIEC国際規格の現時点での最新版はIEC IS 61340-5-1:2007 Protection of Electronic Devices from Electrostatic Phenomena – Generela Requirementsであり、そのユーザガイドがIEC TR 61340-5-2:2007です。ところが,IEC IS 61340-5-1:2007では、静電気管理の基本である接地/等電位結合システムにおいて、このシステムに結合するリストストラップ等のESD保護アイテムに人体安全用の電流制限抵抗を要求していない。わが国では,特有の電源システムを採用していることから,電源から接地を取ることが難しいこともあり,人体安全性の点から,電流制限抵抗のない保護アイテムの使用には,問題がある。このような理由で、IEC IS 61340-5-1:2007を翻訳したJISは発行しないことになり、その替わり、電流制限抵抗を要求している以前の版のIEC TS 61340-5-1:1998を基にし、IEC IS 61340-5-1:2007で採用可能な最新情報と技術内容を追加したRCJS-5-1:2010を発行し,日本で適用している。このように、IEC IS 61340-5-1:2007が日本で採用されていない状況から、ユーザガイドのIEC TR 61340-5-2:2007もJIS化は見送られている。しかし、IEC TR 61340-5-2:2007には、静電気管理を実行する上で、有用な情報が多く含まれている。このような状況から、IEC TR 61340-5-2:2007を翻訳し、静電気管理の解説書と位置づけ、RCJS-TR-5-2として発行することにしました。
  3. 特徴RCJS-5-1:2010に基づいたESD管理プログラムの作成方法、及びESD管理用アイテム(作業表面、リストストラップ、床材、履物、椅子、イオナイザ、衣類、保管ラック及び棚)について詳細な解説があります。附属書Aには、ESD管理プログラム計画書の例が示されており、ESD管理プログラム計画書(ESD管理マニュアル)作成の上でよい参考になります。

RCJS-5-1(第2版):2014(静電気現象からの電子デバイスの保護)発行のお知らせ

今回、RCJS-5-1:2010の改訂版のRCJS-5-1(第2版):2014を発行することにしました。これは、RCJS-5-1:2010発行後に改訂された国際的な静電気管理の関連規格(IEC 61340シリーズ)の改訂版の中の有用な内容を採り入れ、またRCJS-5-1:2010を見直し、読みやすいように工夫しました。

  1. 準ESDコーディネータ(Pre ESD Coordinator)の追加。準ESDコーディネータは,ESD管理プログラムを履行するための第三者機関により教育・訓練を受けた者であり,ESDコーディネータの監督の基に実際の作業を行う者です。
  2. EPAグラウンドシステムのEPAの配線図の修正。従来からEPAの配線図が分かりにくいとの意見があり,分かりやすい図面に変更しました。この図面は,IEC 61340-5-1:1998の源規格のCECC 00 0015を参照しました。
  3. 静電界の修正。IEC 61340-5-1:2007のedition2に向けた検討を考慮し,静電界の限界を10 kV/mから5 kV/mに変更しました。さらに,絶縁物の表面電位が2,000Vを超える場合の対処方法に加え,絶縁物の表面電位が125Vを超える場合の対処方法を加えました。
  4. CDM対策の追加。最近の組立自動化により重要性が増しているCDMによるデバイス損傷に対する対策の指針を追加しました。