RCJ通信

RCJ通信 第21号(2021年5月6日)

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 第21号

 より良い静電気対策管理のための
 RCJ通信
               2021.5.6 発行
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▼RCJ通信
静電気
対策管理に従事する方々に向けて、RCJが開催するイベント情報をはじめ、規格の動向、
対策に関するトピックス、RCJの活動を発信するものです。
静電気対策にたずさわる方々に向けた情報を提供してまいります。

▼「新型コロナウイルス感染予防対策」について
日本電子部品信頼性センターが企画しているセミナー、イベント等は、政府の発表
と感染拡大の状況を鑑みて延期、もしくは中止することがあります。
企画を変更する際は事前に当センターがお送りするメールマガジン、ホームページ
のトピックでお知らせいたしますのでご留意ください。
RCJ ESD COORDINATOR資格認証、資格更新セミナーでの新型コロナウイルス感染
予防対策につきましては、ホームページをご参照ください。

詳細はこちら:http://rcj.or.jp/oshirase/2651

▼セミナーの開催について
5月の資格更新・認証セミナーは開催を予定しています。政府発表によっては中止の
可能性もありますのでRCJのホームページの記事にご注意ください。

▼今月のもくじ
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【1】「静電気対策の監査方法解説セミナー」開催のご案内
【2】2021年度資格登録維持年会費のご請求書お受け取りのお願い
【3】RCJ ESD COORDINATOR認証カード発行申請書提出のお願い
【4】ESD対策に関連する規格の動向(17)
【5】静電気対策Q&A(21)
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【1】「静電気対策の監査方法解説セミナー」開催のご案内

静電気対策の監査方法を解説するセミナーを6月3日に開催いたします。
このセミナーでは、IECQ ESDプロセス認証受審についてだけでなく、内部監査や二者
間監査についても解説いたします。工程内の監査を行っているご担当者や業務委託先
の工程を監査する方々にもお役に立つセミナーです。
今回は会場に来られない方のためにWeb配信も予定しております。新型コロナウイルス
感染拡大のため昨年お申込みいただきながら受講いただけなかったみなさまには大変
ご迷惑をおかけして申し訳ございませんでした。昨年お申込みいただき保留のままと
なっている方はメールでご参加のご意向をご連絡いただくだけで受講登録をさせてい
ただきます。また、一旦お申込みいただいたもののキャンセルされた方もメールで
受講希望のご意向をご連絡いただけますと、昨年お申込みいただいた時の費用で受講
いただけます。

■静電気対策の監査方法解説セミナー ──────────────────

開催予定日:2021年6月3日 13:00~16:30
会 場  :大田区産業プラザ6階D会議室
費 用  :ESDコーディネータ 5,500円/一人(税込)
      一般 8,800円/一人(税込)
定 員  :会場参加30名(87名定員の部屋です)
      Web参加100名(YouTube Live)

詳細はこちらから:http://rcj.or.jp/oshirase/3023
お申込みフォームはこちら:http://rcj.or.jp/auditing-seminar-application
お問い合わせ先:info@rcj.or.jp

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【2】2021年度資格登録維持年会費のご請求書お受け取りのお願い

4月中旬に「2021年度RCJ ESD COORDINATOR資格登録維持年会費」のご請求書を発行
いたしました。
BtoBプラットフォーム請求書にID登録いただいたみなさまはPDFのダウンロードを
お願いいたします。ご郵送を希望されたみなさまは、お受取りをお願いいたします。
BtoBプラットフォーム請求書のID登録がお済でない方で、ご登録を希望される方は、
招待メールをお送りいたしますので、「BtoBプラットフォーム請求書のID登録希望」
という件名で下記アドレスにご連絡ください。

お問い合わせ先:info@rcj.or.jp

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【3】RCJ ESD COORDINATOR認証カード発行申請書提出のお願い

ESD COORDINATOR資格維持として、年度(4月から翌年3月まで)ごとに資格登録
維持年会費をご請求させていただいております。ただし、初回登録年度は資格登録
維持年会費は必要ありません。また、1年ごとに認証カードを発行します。今年度の
資格登録維持年会費をご納入いただいた方は、下記のフォームより認証カード発行
申請書のご提出をお願いいたします。
認証カード発行申請書の提出期限は以下の通りです。
ご自身の資格有効期限が6月末か、12月末かは、お手元の認証カードをご確認くださ
い。

1.6月30日期限の方の提出期限

・6月2日(水) 
 
★資格登録維持年会費納入意志のある方で、納入が遅れる場合は、納入前でも認証
カード発行申請書を期限内に出してくださるようお願いいたします。

2.12月31日期限の方の提出期限

・10月27日(水)

資格登録維持年会費ご請求後、1年以内に会費の納入が無い場合は、有効期限内
でも資格が失効します。
(注:会費年度(4月から翌年3月まで)と認証カードの有効期間(資格取得月~
翌年の前月)は異なります。ただし、認証カード有効期限は、8月、11月受講者
は翌年の12月31日、5月、6月受講者は翌年6月30日に統一します。)

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【4】ESD対策に関連する規格の動向(17)

今回は皆さんになじみ深いIEC 61340-5-1 Ed.2: Electrostatics – Part 5-1:
Protection of electronic devices from electrostatic phenomena – General requirementsについての解説です。
この規格は1998年にTRとして初版が発行されました。初版ということもあってか
試験方法や測定の詳細な測定位置など詳しく図説されていてとても理解しやすい
規格文書となっていました。それまで何を基準に静電気対策を行えばよいかの
統一的な指標がなかったため各社各様な対策だったのですが、この規格のおかげ
で統一的な対策ができるようになったと言えます。日本ではこの規格をJIS化し、
日本でも運用が始まりました。2007年にこの規格がIS(International Standard)
として改訂されましたが、これもJIS化しようとした際、日本の接地環境との不整合
から日本の規格として採用できなくなりました。このIS版を日本の環境に合う
ように改良した規格がRCJS 5-1です。RCJS 5-1は常にIECの最新版に合わせて
改訂し、説明部分は残しているため利用しやすい規格文書になっています。
さてIEC 61340 5-12016ですがこちらはSCOPE(適用範囲)に規定値HBM100Vだけ
でなくCDM200Vも記載しています。RCJSではCDM評価は開発途上の技術として掲載
していません。これについて詳しくはRCJS 5-1第3版内に掲載の付属書JFを参照
ください。続く2項は引用規格について記載されており2-3、4シリーズのほとん
ど、5-3が引用されています。3項は用語の説明で、ここまではRCJS 5-1の構造と
似ていますが、4項は人体安全についてで、この規格では各アイテムが商用電気
環境等で人体を危険にさらす可能性があり、規格の使用者には安全に対する責任
があることを示唆しています。5項はESD管理プログラムについてで、ここに
保護抵抗のない接地システムの図が記載されています。またこの項に各アイテム
に対する要求事項が表で定義されています。本体はここまでで最後に唯一の付属書
として履物の抵抗値を測定する方法が図とともに解説されています。
2020年秋にIEC TC101の改訂審議文書の項目にIEC 61340 5-1も候補に挙がりました。
今年(2021年)は各国で意見交換を行い改訂作業が始まります。

規格についてはこちらもご参照ください:http://rcj.or.jp/esd-standard

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【5】静電気対策Q&A(21)

■EPAについての質問 ──────────────────────────

EPAを構成するアイテムのうち、人的要因部分について、衣類、手袋、指サック、
リストバンド、履物等がありますが、ESDSを直接扱う作業者は、これらすべてを
装着する必要があるのでしょうか?

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◆回答例◆

RCJS 5-1に掲げられる対策用品にはそれぞれ使用するための目的があります。
例えばリストストラップであれば人体接地、イオナイザであれば絶縁材の帯電除去
といった具合です。このことから目的に合った対策用品があればそれだけで良い
ことになります。しかし、静電気対策の現場では同じ目的の対策用品を重複して
使用すべき状況が生じます。一つはその作業に目的が重複し用品一つではそれら
目的が賄いきれない場合です。例えば人体接地ではリストストラップと靴、床
システムの二つの方法があります。作業者が着座している時だけの対策であれば
リストストラップだけでよいことになりますが、作業者が席から離れ製品を他の
場所へ運ぶ際はリストストラップでは人体を接地し続けられません。この場合、
靴・床システムの併用が必要になります。同様に立ち歩きの作業者が着座でも作業
する場合、靴・床システムでは靴への荷重が減ってしまうことや、足を足掛けに
置いてしまうこと等で足靴・床での接地がおろそかになり、これも静電気対策とし
て不十分となります。
もう一つには管理用アイテムには故障するリスクがあるということです。それには
対策用品の重複を「保険」として行うことも対策の信頼性という点から必要になり
ます。
このように各アイテムが賄える問題と、問題の多様性からアイテムの選定を行うこ
とが必要で、これらの総合的な相互効果を組み立てるために、静電気管理にはシス
テムという考え方が必要になります。システムというソフトウェアは絶えず変化す
る作業環境に合わせて修正が必要となり、これを怠ると効果のない形だけの対策に
なってしまう危険性があると言えます。