RCJ通信

RCJ通信 第18号(2021年2月4日)

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 第18号

 より良い静電気対策管理のための
 RCJ通信
               2021.2.4 発行
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▼RCJ通信
静電気対策管理に従事する方々に向けて、RCJが開催するイベント情報をはじめ、
規格の動向、対策に関するトピックス、RCJの活動を発信するものです。
静電気対策にたずさわる方々に向けた情報を提供してまいります。

▼「新型コロナウイルス感染予防対策」について
日本電子部品信頼性センターが企画しているセミナー、イベント等は、政府の発表
と感染拡大の状況を鑑みて延期、もしくは中止することがあります。
企画を変更する際は事前に当センターがお送りするメールマガジン、ホームページ
のトピックでお知らせいたしますのでご留意ください。
RCJ ESD COORDINATOR資格認証、資格更新セミナーでの新型コロナウイルス感染
予防対策につきましては、ホームページをご参照ください。

詳細はこちら:http://rcj.or.jp/oshirase/2651

▼今月のもくじ
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【1】RCJ賛助会員募集のご案内
【2】登録維持年会費のご請求システムが郵送からWeb請求に変わります
【3】RCJ ESD COORDINATOR資格更新セミナーのWeb配信について
【4】次回 RCJ ESD COORDINATOR資格更新セミナー開催のお知らせ
【5】次回 RCJ ESD COORDINATOR資格認証セミナー開催のお知らせ
【6】ESDコーディネータ登録情報更新のお願い
【7】ESD対策に関連する規格の動向(14)
【8】静電気対策Q&A(18)
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【1】RCJ賛助会員募集のご案内

日本電子部品信頼性センター(RCJ)では、日本における電子部品の信頼性技術と
静電気対策管理技術の向上を目指して多くの活動を行っております。特に近年は
静電気対策管理に対する意識が高まり世界規模で規格対応化が進んでおります。
これらの社会情勢を鑑み、私どもは、国内に向けた信頼性技術情報の提供、日本の
静電気対策管理技術とIEC国際規格との整合活動、日本の静電気対策管理規格の充実、
静電気対策管理者の資質向上等に力を注いでおります。これらの活動を進めていく
ためには日本電子部品信頼性センターの企業力だけではとても困難で、みなさまの
人的、金銭的なご支援いただくことが必要となっています。資金のご援助に加え、
特に後任の育成が喫緊の課題であることから、若い方々の参画が不可欠であると
考えております。
日本電子部品信頼性センターでは、電子デバイスの信頼性技術、静電気対策管理
技術に関心のある企業様の賛助会員加入を広く募集しております。ぜひ一度ご加入
をご検討いただき、私たちと一緒に活動してくださることを切にお願い申し上げ
ます。

RCJの紹介ページです。こちらもご参照ください。:http://rcj.or.jp/about

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【2】登録維持年会費のご請求システムが郵送からWeb請求に変わります

日本電子部品信頼性センター(RCJ)では、環境に配慮した企業活動の一環として、
またリモートワークなどを取り入れた働き方の多様化を見据え、請求書を電子化し、
ペーパーレス化を進めることといたしました。
本年4月に発行いたします2021年度の資格登録維持年会費のご請求は、電子請求書
にてお受け取りをお願いいたします。
弊センターからの電子請求書の発行は、株式会社インフォマートの「BtoBプラット
フォーム請求書」にて行います。請求書の電子化により、従来よりも早く請求書を
お届けできる、紛失のご心配がなくなる、過去分の検索を簡単に行っていただける、
といったESDコーディネータのみなさまにとっての利便性もございます。
何卒、ご協力のほど、よろしくお願いいたします。
電子請求書をお受け取りいただくご準備として、2月上旬にメールもしくはハガキ
にてご登録のお願いを送付いたしますので、お手元に届きましたらID登録の作業を
お願いいたします。      

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【3】RCJ ESD COORDINATOR資格更新セミナーのWeb配信について

2021年2月4日(木)開催の「第36回RCJ ESD COORDINATOR資格更新セミナー」のWeb
同時配信は、YouTube Liveで行います。受講者のみなさまに事前にお知らせしました
YouTubeの専用URLにアクセスしていただくだけで受講いただけます。インターネット
接続環境とYouTubeをご覧になれるPC等があれば、特別な設定なく受講いただけます。
Webによる受講は、更新セミナーのお申込みをしていただいた方を対象とし、本来は
会場にお越しいただくことが原則ですが、コロナ感染防止等の対応によって会場での
ご受講が難しい方の救済策としてWebでの受講を可としています。Webによる受講者は、
セミナー受講後、課題レポートをご提出いただくことで更新とさせていただきます。
このコロナ禍の対応といたしまして、2020年に更新期限を迎えられた方であっても
2021年中に行う更新セミナーを受講いただければ資格維持とさせていただいており
ます。ESDコーディネータのみなさまが、コロナ禍が原因でESDコーディネータ資格を
失うことがないよう対応してまいります。

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【4】次回 RCJ ESD COORDINATOR資格更新セミナー開催のお知らせ

新型コロナの影響を考慮し、有効期限切れ後1年経過者も対象にしています。ただし、
期限切れ後の受講の場合は、期限切れ後、更新セミナー受講前の期間は認証書が発行
されません。
従来、ESD COORDINATOR、主任ESD COORDINATOR資格の更新時期を迎えるみなさまには、
郵送で資格更新セミナーのご案内をお送りしておりましたが、昨今のテレワーク推進
による働き方の変化を鑑みまして、メールによるご案内とすることにいたしました。
更新対象者で、まだ受講していただいていない方には、別途本人宛にメールを差し
上げています。

■第37回RCJ ESD COORDINATOR資格更新セミナー ────────────

日時:2021年5月12日(水)
会場:日本教育会館(東京都千代田区一ツ橋2-6-2)
※2021年度は会場が例年と異なりますのでご注意ください。

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【5】次回 RCJ ESD COORDINATOR資格認証セミナー開催のお知らせ

年2回実施される資格認証セミナーの次回開催日時をお知らせいたします。
「第39回 RCJ ESDコーディネータ資格認証セミナー」は、以下の日程で開催する
予定です。
  
■第39回RCJ ESD COORDINATOR資格認証セミナー ─────────

開催日時:2021年5月13日(木)、14日(金)
会場:日本教育会館(東京都千代田区一ツ橋2-6-2)

詳細・お申し込みはこちら:http://rcj.or.jp/esdc-seminar

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【6】ESDコーディネータ登録情報更新のお願い

RCJ ESD COORDINATOR資格を取得後、ご所属、住所、メールアドレス等に変更が生じ
た場合は、下記のフォームで事務局に届けてくださいますようお願いいたします。
届出がないと、資格更新セミナー受講時期のご案内、ご請求書、メールマガジン等
を確実にお届けすることができない可能性があります。
お手数をおかけいたしますが、ご協力をお願いいたします。

ご変更はこちらからお願いします:http://rcj.or.jp/esdc-profilechange

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【7】ESD対策に関連する規格の動向(14)

今回はIEC 61340-4-7 Ed.2: Standard test methods for specific applications
― Ionization
(JIS C61340 4-7 邦題:特定応用のための標準的試験方法−イオナイザ)について
解説します。
近年イオナイザは古くからある電圧印加型に加え光電離型や放射線型等(日本では
普及していません)が開発され、取扱いに注意が必要となっています。この規格で
は主に電圧印加型の種類や使用環境における試験価方法が記載されています。
イオナイザは材料の抵抗値を利用した他のESD管理用アイテムと違い、効果の変化
が知覚しにくいアイテムです。静電気対策の用品として重要な役割を担う機器であ
ることから、規格の要求事項をよく理解して正しく使用しなくてはなりません。
まずこの規格が提示する適用範囲では、イオナイザの能力を評価するための方法と
手順について規定するとしていて、電磁妨害(EMI)についてや爆発危険雰囲気で
使用するイオナイザは関係しないとしています。先に述べたように、イオナイザの
能力は見た目だけでは判断できないため、ここに記載される試験方法や条件を基に
周期的な効果測定が必要とされています。第2項は引用文献の項ですが、「なし」と
なっています。Ed1ではここに他に定められるイオナイザの規格やオゾンの規格、
放射線やX線に関する規格などが挙げられていましたが、Ed2では消えてしまい、
最後の参考情報に移されました。第3項は用語の解説、第4項が試験設備と機器で
帯電プレートモニタの構造や規格が規定されています。Ed2から新しい構造の20pF
のプレート静電容量を形成するCPMが追加されています。第5項が多くのページを
割いた試験環境とイオナイザのタイプ別試験方法が列挙された項目となっています。
イオナイザの測定でよく出てくる帯電プレートを置く位置がイオナイザのタイプ別に
規定されています。規格はここまでで、追加の参考資料として、A.イオンに関する
技術情報、B.帯電プレートの容量計算について、最後はC.安全に関する考察事項
(オゾンや放射線、X線などについて)の情報となっています。
次回はIEC 61340 4-8 Electrostatic discharge shielding – Bagsについて解説
します。

規格についてはこちらもご参照ください:http://rcj.or.jp/esd-standard

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【8】静電気対策Q&A(18)

■接地についての質問 ─────────────────────────

当社では着席作業が多いため、椅子による人体接地を考えていますが可能でしょうか。

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◆回答例◆

まず規格の対応として、RCJS 5-1(IEC61340 5-1)では、椅子を人体接地に第一の
方法とすることを推奨していません。また5-2では、もし椅子を人体接地の第一の
方法とする場合は、3.5x10^7Ωの上限値以下を確保できる確実な方法を確立する
こととしています。この文面からは椅子を人体接地の第一の方法とすることが可能
なように思えますが、「確実な方法を確立」に大きな難関があります。
リストストラップのような人体に直接接触させるアイテムであれば、確実性が高く
なりますが、椅子の場合は着席者が個人の自由で着用する下着など不確定な要素が
あり、化繊のストッキングやズボン等を業務規定で使用を制限することは大変困難
です。また椅子自体にも不確定な要素があり、クッションやカバーの規制、キャス
ターと床の接触(汚れや絶縁物の噛み込み等)等を含め頻繁なチェックが必要にな
ります。
これらのことから、可能ではありますがルールや管理システムの確立などを考える
とあまり現実的ではありません。